ヨーロッパの美しいメルスルリーの中でも、私は特にアンティークボタンが大好きです。

手元にある、とっておきのボタンの一部をご紹介いたします。






ガラスボタン/花 透明

ガラスボタン/花

ガラスボタン/花 白

ガラスボタン/花 グリーン

ガラスボタン/花 グリーン・橙

ガラスボタン/花 紺

ガラスボタン/花 青

ガラスボタン/花 茶

ガラスボタン/帽子

ガラスボタン/ハート

ガラスボタン/花

ガラスボタン/キャンディ

ガラスボタン/キャンディ

ガラスボタン/キャンディ

ガラスボタン/キャンディ

ガラスボタン/白赤

ガラスボタン/水色

ガラスボタン/花

ガラスボタン/ミントグリーン

ガラスボタン/ヨット

ガラスボタン/黒

ガラスボタン/黒

ガラスボタン/黒

ガラスボタン/グレー

ガラスボタン/トリコール


「ガラスボタン」

その昔、19世紀の初頭、ヨーロッパでボタンは高級品だったのだそうです。







樹脂ボタン/透かし

樹脂ボタン/薔薇

樹脂ボタン/グリーン

樹脂ボタン/ミントグリーン

樹脂ボタン/ミントグリーン

樹脂ボタン/線

樹脂ボタン/深紅

樹脂ボタン/花

樹脂ボタン/ロンド

樹脂ボタン/白
「樹脂ボタン」

と、ひとくくりに呼んでいますが、実は素材や製法も様々。

1869年に誕生したセルロイド、その後1900年代初頭にベイクライトの発明、他にルーサイトなどもあります。

(現代ではベイクライトの製造は中止されいるため、この素材の製品は貴重とされています。)

次第に色や形が豊富になり、異素材との組み合わせも生まれ、カラフルで楽しい樹脂ボタンが今日まで、たくさん作られています。





貝ボタン/リング  お気に入りの貝ボタンのリング。形や厚み大きさがいびつで、どれ一つ同じ物がありません。
「貝ボタン」


多くは真珠母貝を使って作り出された美しい貝ボタン。



貝ボタンが活躍したのは、まだ樹脂ボタンが登場する前のこと。

フランス・オワーズ県のメルという町は貝ボタン製造の一大生産地で

1860年から第一次世界大戦が始まる前まで、世界中に輸出されていたという事です。



銀紙の上にボタンがくくりつけられているシートを多く見かけます。





ガラスボタンシート/濃紺

ガラスボタンシート/黒

樹脂ボタンシート/パールオレンジ
アメジスト色のボタン。


私の大好きな色というのもあって

これを見るたび、なぜだか切ない気持ちになる

不思議で大切なボタンシートです。

樹脂ボタンシート/オレンジ

樹脂ボタンシート/ブルーグリーン

樹脂ボタンシート/パープル

透明ガラスのシンプルなボタンなのですが
良く見ると、2つ穴の片方がイエロー、もう片方がブルーに彩られていて、とても美しいボタンです。

当時のボタンデザインの粋が感じられる素晴らしいボタンシート。


樹脂ボタンシート/半透明

樹脂ボタンシート/パールホワイト

ボタンシート/ピンク

ガラスボタンシート/朱赤

ガラスボタンシート/水色
「ボタンシート」

一つ一つ個性的な粒ボタンも魅力的ですが


やはり、ボタンシートの醍醐味は、その台紙自体の美しさにもあるといえましょう。

現代にはない、台紙のデザインの素晴らしさには、ため息が出ますね。

それでありながら、手作業で糸でくくられた裏面を見ると、古き時代の温もりを感じられます。
古い額縁にボタンシートを入れて飾ったりしています。 






こんな風に、可愛いジャムの空き瓶に入れて

時々フタを開けては、にんまり眺める、という楽しみ方もあります。

ただし、古い手描きのボタンは、絵の具がはがれやすいのでご注意を。








スイスのとある場所に「ボタン美術館」があるので、見学してから、ご報告いたします!






*参考文献*

どれも、メルスリーの魅力がいっぱい詰まっていて、ページをめくるだけで幸せになれる素晴らしい本です。


「サジューのお裁縫箱」

フレデリック・クレスタン=ビエ
COLOUR FIELD PUBLICATIONS
「ボタン938」

小坂直子さん著
株式会社 六耀社
「パリのメルスリー」

オルネ ド フォイユ
ピエ・ブックス